今回は僕が日頃実践している
「レラティブストレングス投資」
について、以前
「レラティブストレングス投資検証~各投信の移動平均投資との比較~」
を実証したのですが、あれから7年近くが経過したので、レラティブストレングス投資がおすすめできる投資方法なのかを含め、ここであらためて検証することとしました。
1.条件
・期間は2011/8/1から2022/12/31
・51000円スタート
・毎月15,000円を積み立て投資
・積み立て分については2022年12月31時点で利益確定させた現金分(資産額×0.8)に換算
2.結果
※リターンと変動率は税引前で計算。RS投資分は銘柄入れ替えのタイミングで税金が引かれてるので若干のハンデあり。
3.考察
10年超レラティブストレングス投資をやってきて感じたことは
「コロナショックをもろに受ける可能性は回避できた」
「しかし通常状態では下げを普通にくらう」
「リバウンド局面でリバを取れない」
「銘柄入れ替えのタイミングで税金が引かれるので複利効果が減る」
こういったことが、積立投資と比較した場合の損益率の低さと変動率もいまいち低くならないという結果に如実に現れたものと思います。
4.結論
結構シグナルを毎月調査して、売買を行わないといけない労力に対して、リターンが報われてないということが、これまでの実際の投資によって明らかになり、結論としては
「普通に積立投資を行う」
のがおすすめできる投資方法となります。また変動率とリターンの関係を考えると
「4資産分配で積立投資」
を行うのがいいんじゃないかなと思います。
5.今後の私の投資について
この結果をもとに来年のレラティブストレングス投資については中止をします。そして
「iDECOについては4資産の分配投資」
として、これまで積み立てていたRS投資の資金については
「IPOや優待資金に活用」
「暴落局面(-30%強下落)において追加投資分とする」
「積み立て分はVTでクレジットカード積み立てする」
こととしたいと思います。
10年以上行ってきたことを辞めるのはもったいないと思う気持ちもありますが、個別株投資の資金も増えてきており、ここらが潮時という気持ちも正直あります。このブログで毎月やっていたことが終わってしまいますが、その代わりに個別株の記事なんかを増やしていければなとも考えておりますので、引き続きよろしくお願いします。
「レラティブストレングス投資」
について、以前
「レラティブストレングス投資検証~各投信の移動平均投資との比較~」
を実証したのですが、あれから7年近くが経過したので、レラティブストレングス投資がおすすめできる投資方法なのかを含め、ここであらためて検証することとしました。
1.条件
・期間は2011/8/1から2022/12/31
・51000円スタート
・毎月15,000円を積み立て投資
・積み立て分については2022年12月31時点で利益確定させた現金分(資産額×0.8)に換算
2.結果
種類 | 商品名 | 通算 損益率 (税引き後) | リターン (年率) | 変動率 (年率) | シャープ レシオ |
日本株式 | 日本株式インデックスe | 147.5% | 5.5% | 15.8% | 0.34 |
日本債券 | 日本債券インデックスe | 97.3% | -0.3% | 1.8% | -0.16 |
日本REIT | eMAXIS国内リートインデックス | 140.7% | 5.0% | 15.8% | 0.31 |
先進国株式 | 外国株式インデックスe | 189.0% | 8.4% | 17.4% | 0.46 |
先進国債券 | 外国債券インデックスe | 110.1% | 1.3% | 7.3% | 0.18 |
外国REIT | eMAXIS先進国リートインデックス | 143.4% | 5.6% | 17.9% | 0.30 |
新興国株式 | eMAXIS新興国株式インデックス | 126.1% | 4.4% | 18.9% | 0.23 |
新興国債券 | eMAXIS 新興国債券インデックス | 106.6% | 1.4% | 11.7% | 0.12 |
レラティブストレングス投資 | 127.1% | 2.8% | 12.0% | 0.24 | |
4資産分配 (日本株・日本リート・外国株・外国リート) | 155.1% | 5.8% | 14.1% | 0.40 | |
6資産分配 (新興国除く6資産) | 138.0% | 4.1% | 10.8% | 0.37 |
3.考察
10年超レラティブストレングス投資をやってきて感じたことは
「コロナショックをもろに受ける可能性は回避できた」
「しかし通常状態では下げを普通にくらう」
「リバウンド局面でリバを取れない」
「銘柄入れ替えのタイミングで税金が引かれるので複利効果が減る」
こういったことが、積立投資と比較した場合の損益率の低さと変動率もいまいち低くならないという結果に如実に現れたものと思います。
4.結論
結構シグナルを毎月調査して、売買を行わないといけない労力に対して、リターンが報われてないということが、これまでの実際の投資によって明らかになり、結論としては
「普通に積立投資を行う」
のがおすすめできる投資方法となります。また変動率とリターンの関係を考えると
「4資産分配で積立投資」
を行うのがいいんじゃないかなと思います。
5.今後の私の投資について
この結果をもとに来年のレラティブストレングス投資については中止をします。そして
「iDECOについては4資産の分配投資」
として、これまで積み立てていたRS投資の資金については
「IPOや優待資金に活用」
「暴落局面(-30%強下落)において追加投資分とする」
「積み立て分はVTでクレジットカード積み立てする」
こととしたいと思います。
10年以上行ってきたことを辞めるのはもったいないと思う気持ちもありますが、個別株投資の資金も増えてきており、ここらが潮時という気持ちも正直あります。このブログで毎月やっていたことが終わってしまいますが、その代わりに個別株の記事なんかを増やしていければなとも考えておりますので、引き続きよろしくお願いします。
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Last Modified : 2022-12-31
お元気でお過ごしでしょうか。
実のところ私も今回文章にした内容は薄々感じてたのですが、コロナの暴落は回避できていたので、ボラティリティが小さければ多少リターンは少なくても良いかなという感じで続けていました。
しかし実際はボラティリティも大きく減っているわけではなかったのが私がRS投資は投資を辞める決定的な要因となりました。結果的に早期に撤退していて良かったと思います。
おそらく機械的にやるのであれば、ザビエル様のおっしゃる通りポートフォリオ理論がよくて、私は投資を始めたい人にはRS投資よりも年金機構のポートフォリオ(日本株、外国株、日本債券、外国債券を25%ずつ)がオススメなんじゃないかなと今は思っています。もしくはザビエル様のおっしゃるアメ株でidecoなんかはアメ株一本でも良さそうな気はしますよね。
最近の資産が増えた要因は、個別株をやりはじめたことで、入金に熱が入ったことと、住宅ローンを目一杯借りてレバレッジを掛けることができたことだと思います。住宅ローンについては以前ご意見いただいたことで考えを改めることができました。完済する年齢は70を超えるのですが、何もなければ繰り上げ返済はしないで行く予定です。
最近は自分のスタイルが投資メインとなりポイント関連の節約頻度は減っており、ブログ更新の機会も落ちているのですが、近況がてら記事は更新していきたいと思ってます。
またコメントいただけると嬉しいです。引き続きよろしくお願い致します。
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