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2021-07-15 (Thu) 23:55

住宅ローンを変動金利に切り替えました

我が家の住宅ローンについてはこれまで、
「我が家の住宅ローン返済状況」
「住宅ローンの最適な借り換え方について~僕の出した結論~」

によって、1回の借り換えを経て、現在は
「10年固定(2025年まで)で1.04%」
という金利で住宅ローンを組んでいました。

当初の目標では最近
「2021年の私の運用目標」
でご紹介したように、住宅ローン控除が終わった時点で完済する予定でした。

しかし、その後
「BlueSky様」
「ザビエル様」

からコメントいただき、低金利で借りられるのであれば、その資金を運用に回したほうがメリットが大きいとご教授いただいたことから、変動金利への切り替えを行うことにしましたので、今回は切り替えによって発生したコストや、その後の運用方針などについてご紹介したいと思います。

1.変動への切り替えコストについて
変動への切り替えについては、
「他行へ借り換えする」
「金融機関を変えずに金利変更をお願いする」

の2パターンがあります。今回は後者のパターンで行きました。それぞれの場合のシミュレーション結果を紹介します。
hendoukiri001.jpg
このように、総返済額が契約変更が一番抑えられたということと、手数料を取り戻すための年数が短かったため、今回は借り換えではなく契約変更にしました。

2.今後の運用方針について
以前の記事
「2021年の私の運用目標」
では、投資金額を減らして繰上返済をする、と述べたのですが、よく考えると投資を継続することの優位性は配当利回りでも説明することが可能です。

下記が今現在の日本株個別投資の元本に対する配当総額です。
haitou202107.png
このように950万の投資で31万(税引後)の配当金が得られています。利回りは税引き後で
「約3.3%」
です。

単純に考えると変動金利0.7%で借りているローンを繰上返済して利回り3.3%を放棄するのはもったいないですよね。またキャピタルゲインで損をする可能性もありますが、銘柄選定をしっかりして長期で保有すればそこまで大きくは下げないと思います。

ということで、今後の運用方針としては
「繰上返済はしない」
「ある程度のキャッシュは持っておく」
「配当金を年間ローン返済額の61万に到達」

ということを目標に投資していきたいと考えております。

今回は運用方針の変更をさせていただきましたが、この場でアドバイスくださったBlueSky様とザビエル様に助けられました。本当にありがとうございました。
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Last Modified : 2021-07-15

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仮定と架空と現実の話
RS投資で一ヶ月あたり15000円の積み立てを118ヶ月してきて現在2669160円(2718889-49729)になっていますから、RS投資の年間増加率は約7.94%であったと計算されます。投資としてはよい利率だと思います。

さて借り換えのことですが、「現状」から「他行借り換え」に変更すると、現在よりも一ヶ月あたり2747円返済額が少なくなります。

この利率は0.53%ということですから、250ヶ月間の返済額の現在価値は、650725円です。
それを46万円の手数料で購入しますから約19万円の得になると考えられます。

同様に「契約更新」の場合、0.695%の利率で、1833円の返済を250ヶ月続ける現在価値は426505円です。それを19万円で購入すれば236505円の得になります。

変動金利ですから、この先の利率がどのようになるかわかりませんが、「契約更新」のほうが「他行借り換え」よりも、約46500円、お得ということになります。

「仮定の話.その1」

もし、現時点で残高が11979800円のローンを完済するとしたら、ローンの支払いがなくなります。そしたら、今までの1カ月の返済金額53319円を7.94%の利率で250ヶ月積み立て投資をすることになると思います。

そうした場合、250ヶ月後の将来価値は14338620円です。かなりの金額になっていると予想できます。悪くない選択ですね。

「仮定の話.その2」

返済しようと思っていた11979800円を250ヶ月間RS投資をしたとすると、いくらになるのでしょうか。62298668円です。
でも、ローン返済は続けなきゃならないです。

「仮定の話.その3」

「他行借り換え」の場合だと、残高から46万円を控除した金額の11519800円をRS投資にして、一方で毎月50572円の返済を続けていきます。その場合の250ヶ月後の残高は27803041円です。

同様に「契約変更」の計算をすると、19万円を控除した11960800円をRS投資にして、毎月51486円の返済を続けます。250ヶ月後の残高は28626911円です。

やはり「契約変更」のほうが(250ヶ月後には)82万円も得です。

「架空の話」

さて、まったく架空の話ですが、RS投資の7.94%ではなく、私のように年率20%で投資を続けられるとしたらどうなるのでしょうか?

「契約変更」のcaseの7.94%の利率を20%に変更して計算すると、545336407円という恐ろしいほどの金額になります。5億円を超えるということなっちゃいます。

「現実的な話」

いやいや、そんな架空の話じゃなくて、7.94%も稼げなければどうでしょう?
つまり、250ヶ月後にゼロ円になる利率はいくらなんでしょうか?
答えは0.852%です。

つまり、残高11979800円の全額を何かの投資にして、一方で「契約変更」して51486円を毎月返済していく場合、0.852%よりも高い利率なら「勝ち」になり、それよりも低い利率なら「負け」です。

もちろん、0.695%の返済利率よりも大幅に利率が上昇すれば、やはり「負け」になります。(投資の利率としては0.852%が勝ち負けの分岐点の利率ということです)

まぁ総合的に考えて少なくとも数%で投資を続けることができると思いますから、ローン残高をそっくり投資に回して、一方で毎月51486円の返済を続けるというやり方を採用するのがもっとも良い戦略だということになります。

以上の計算は、金融電卓を使うことで簡単に計算できます。

もちろん、人生はお金だけじゃないです。
でも、人生の大きな曲がり角にいるときに、どうしたら損しないかを考えて進む道を決めるのは、だいじなことだと思います。
2021-07-18-19:31 BlueSky
[ 返信 * 編集 ]
Kurosuke
BlueSky様へ
BlueSky様

この度は私以上に深いご考察をいただきありがとうございます。
投資継続かローン返済かの比較ですが、損益分岐が0.85%にあると考えると非常に気が楽になりますね。

今後どんな相場がくるかわかりませんが、今まで通りの投資を長期で継続すればそれくらいのパフォーマンスは出せそうな気はします。

それにしても数字をみると複利の凄さを改めて感じますね。20%は無理でも、7%でも将来には十分な資産を得られると考えると、投資は継続する事が最も大事なことなんだなと思います。

変動切替の懸念材料としては、この低金利がいつまで続くのかということです。金利上昇の株安になる可能性は低いと思ってるのですが、金利次第では返済を優先するパターンも想定したいと思ってます。

手続きも完了し、あとは運用を頑張るだけななのですが、また何年後かに答え合わせをしたいなと思ってます。その際にはまたご意見など伺えれば幸いです。

また今後ともよろしくお願い致します。
2021-07-20-08:20 kurosuke
[ 返信 * 編集 ]